2017-10

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冬の磯

 房総の南端は無霜地帯と言われ、冬でも滅多に雪は降りません。無霜と言いましても朝に畑を眺めますと蚕豆の葉に霜がうっすらと降りて、陽の光を浴びて輝いていることもあります。
 千葉県南部の地方では正月の雑煮に欠かせない物にハバ海苔があります。ハバは町の店で買うことも出来ますが、子どもの頃は岩に生えているハバを採りに行く人も多く、大人に混じり子ども達も採りに行くこともありました。岩から岩に渡るには滑りますから足袋を履きそして藁草履で出掛けます。採りに行く日は大潮の時ですがそれでも水に濡れずには採れません。私も日本に帰国した後、仲間外れにならないために採りに行きました。
 ハバは長さが10㎝程だったと記憶しております。そのハバを手で摘み、摘みと言うにしては力が要ります。掴むと言って良いでしょう。ハバを板海苔のように乾しますが、昨今は採る人も少ないのでしょう、驚くほどの値段がつけられております。
 一枚が300円も500円もしますから、貴重品並みです。
 ハバは食べる物だと思っておりましたが、後年伊豆方面では冬のブ鯛釣りの餌に使っており、そのブ鯛をハンバブ鯛と言っていることを知りました。伊豆ではハバをハンバと言うようです。
 磯の波打ち際に立ちますと、枯れた海藻が漂っているのも見えます。冬の空は澄み渡り、南に下がっている太陽からの日差しは波の上を殊更輝かせております。
 柔らかな日差しを受けて、浜小屋の前で数人の漁師が網の修理に励んでいた風景を思い出します。
 私の子どの頃そう70年ほど前の生活は実に質素なものでした。
 町の男性の中で遠洋漁業で遠く出掛ける者も沢山おりましたが、細々と漁をして過ごしている人もおりました。
 漁師は網を大切にします。伊勢海老の季節には網を夕方張りに行き、朝に引き上げて来ます。
 釣り船が一日の漁を済ませ港に戻りますと、夕食の材料を求める人が集まって来ます。
 大人と一緒に出掛け、眺めるのは楽しく大好きでした。
 好きだった魚は「ブ鯛・寒メジナ・カサゴ・メバルなど」根魚と言うようなものです。その魚を煮魚にして食べていたせいか、今もそれらの魚が並びますと、お総菜には勿体ないな~と思いながらも買って仕舞います。
 ブ鯛は先ずこの辺では見られません。新鮮なブ鯛はいろいろ調理して食べますが、好きなのはフライです。

         釣り

 親が亡くなりますと段々故郷へ行くことも少なくなり、記憶も薄れて来ます。霞んで仕舞っていたことがブログに手をつけ始めましたら、これが徐々に思い出としてよりは実感として湧きあがって来ております。
 追憶では無く体験への回帰でしょうか。
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COMMENT

この前の日曜日の歴史研究会に勝浦市の遠見崎神社の禰宜をされている方がわざわざお越しくださいました。
代々、宮司をされていて阿波と安房の関係についても詳しく教えていただきました。
館山市の安房神社・南房総市の下立松原神社などの祭神は阿波忌部の神々であることを学ぶと
古くから阿波と安房の交流が深かったことを感じました。

海つながりですね!
海の恵の豊かさをいつまでも守りたいものです。

何故か嬉しいす

ちゅんごさん  安房神社は昔の官幣大社です。弟はそこで結婚式を上げました。戦時中私は館山市内の女学校から神戸(かんべ)という処にある安房神社に武運長久を祈る為に何回も歩いて行きました。
今は南房総市となっておりますが下立松原神社は同じ町にあります。古い神社で昔神官は学校の先生をしており、弟や妹は教えて貰いました。神官の住いは今も神社の前にあります。お祭りには行きましたよ。

私も少しだけ釣りをするのですが、釣り物は根魚が多いです。
カサゴ、アイナメ等が佳いですね~♪
後はカレイ、カワハギ…
やはり美味しい魚に魅力を感じてしまいます。(笑

最近は漁業権の問題が厳しくなり、磯で貝を採っても連行される事があるそうです。
なんだか寂しい世の中になりましたね。

魚も貝も好きです

いその爺 さん   私は今は釣りどころか水に入ることもありませんが、美味しい魚を見ますとついつい財布を叩いて仕舞います。釣る時カワハギやカレイは難しいでしょ。
中国の青島でのハゼ釣りはとても楽でした。針を下ろせば釣れるというのです。ニュースで中国の海が工業排水のため汚染されていると聞きますと悲しくなります。
磯で貝を拾っても連行されなんてあるんですね。
遊びと盗みと間違って欲しくないですね。

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相子

Author:相子
「相子の四方山話」へようこそ。
相子こと持永あい子は見たがり、聞きたがり、知りたがり。
5月1日86歳となりました。何かと物忘れが多く、足腰も弱くなって、杖が手放せません。今や老化を辿るブログになってきております。
長女夫婦とその娘(上の孫)二女夫婦とその娘(下の孫)が近所にいます。

趣味 旗袍(チャイナドレス) 

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