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2019-03

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下井草中島邸

 東京都杉並区下井草に佇む古風ではありますが、温かい雰囲気を湛えた邸宅があります。ここは「東京人」今年一月増刊号に紹介された「滋賀重列旧宅」です。

                  下井草中島邸

 この邸宅は親しい中島公子先生(元明治大学教授)のお住まいです。実際はゲストハウスと言って良いのかも知れません。
 この家を建てられたのは明治時代の建築家滋賀重列(しがしげつら)氏で、中島先生の祖父に当たります。重列氏の曾孫は今年第54回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞された中島さおりさんです。

                下井草中島邸

 中島先生はこの家を大切に保存され、生活はこの後ろに建てた住まいでされております。この住まいも保存されている建物と調和の取れた違和感ないよう建てられてあります。
 滋賀重列氏は千代田区の錦華小学校の第一回の卒業生で、幸田露伴、横山大観と同級生です。(明大卒の人間には親近感がでますね)
 府立一中(現日比谷高校)を卒業後、イリノイ大学に留学、帰国後東京工業学校(現東工大学)建築科創設に関わり、蔵前の高等工業の全校舎建設を設計されました。
 1931年(昭和6年)にこの下井草に自宅を建てられ、以後生涯をそこで送りました。
 滋賀重列氏の業績は、「住宅」の提唱です。日本最初の「住宅論」を発表。「自己所有の土地の上に建った個人の持ち家」という発想は今日では当たり前ですが、当時の中産階級の多くが借家住まいの時代に貴重なものだった事でしょう。
 滋賀重列氏の住宅論の特徴は、婦人の家事労働の負担軽減を設計の中心に据える事でした。和洋折衷に設計され当時としては斬新、また女性にとって有難い造りだった事でしょう。
 
                      下井草中島邸

 この部屋は傍にキッチンも据えられており、お喋りするに相応しい場所です。 
 中島先生のお宅にたまに親しい方と集まり、写真のテーブルの周りに座り、この家の持つ柔らかい雰囲気に浸り、お喋りが弾みます。毎度ながらついつい長居をしてしまいます。
 
         下井草中島邸

 この手前の部屋は玄関を入って左になります。落ち着いた和洋風でサロンにも使えそうです。伺う度に私も行儀良くなり、気分もロマンチックになります。こちらの庭には今は貴重になっている日本タンポポが咲きます。
 (写真は全て東京人から転載)
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Author:相子
「相子の四方山話」へようこそ。
相子こと持永あい子は見たがり、聞きたがり、知りたがり。
2018年5月1日87歳となりました。物忘れ言い間違いは益々多くなり、足腰も弱くなって、杖が手放せません。気も短くなり今や老化を辿るブログになってきております。
長女夫婦とその娘(上の孫)二女夫婦とその娘(下の孫)が近所にいます。

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