2017-02

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私的明大昔話 14

 昭和28年卒業の学生は旧制最後と新制最初の者が一緒ですから就職は大変でした。
 出て行く人は私の推定では明治では7,8千人がいたでしょう。
 クラスでも皆さん中々決まらず、と言うか求人が少ないのです。朝鮮特需も終わっておりましたから景気も悪くなっていたのでしょう。
 私もですが、女子学生は苦戦しておりました。

 正月が過ぎ、寮に戻って来ましたら、大学から呼び出しがありました。連絡をして下さった方の所に伺いますと、2階の人事の方の所に連れて行かれました。
 「履歴書が出ているけれど、本人の意向が分からない。希望があるのかね」と聞かれました。一瞬訳が分からず、何だろうと考え気がついたのです。「ハイ あります」と答えました。そしてその日に決定。今ある私の出発点です。
 次の日から出て来なさいと言われましたが、卒業試験もありますから、試験終了後からとお願いして帰って来ました。
  
 前年の夏、田舎で明大の学生の懇親会があり、出席しました。その席にお見えになった田舎の中学出身の大学の理事の方が私に「君は卒業したらどうするのかい」と。「勤める心算です」と答えたのです。「そうかいそれじゃ履歴書を送って置きたまえ」と仰るので送ってありました。
 それを私はすっかり忘れていたのです。それにその方がそう偉いとは思っていなかったのです。
 その履歴書が大学に提出されていたのです。後日知ったのですが、当時専務理事と言い、今の理事長なんですね。
 あの時に出ていなかったならば今の私はなかったのです。懇親会の僅か数時間が私の道を開いたのです。

 卒業試験も終わり、クラスの中で就職の決まった人は半分もいませんでした。仕方なく大学院に進んだ者も何人もおりました。

 卒業試験が終わってクラス毎に記念館の前で写真を撮りました。アルバムはなかったですね。

           卒業記念写真

 私は2月16日から二部学生課に勤務。早速に仕事が始まりました。クラスの方とは殆ど顔を合わせることがなくなり、卒業式を迎えました。 
 卒業式の記念館講堂は超満員。私は入り口からやっと入って首を伸ばして様子を眺めるだけでした。
 式の最後に歌った校歌 これで学生として歌う校歌は最後だなっていささか感傷的になりましたね。

   昭和28年頃記念館  記念館内部

           写真は明治大学史資料センターから
 
 卒業証書は学部ごとに教室で受け取り、それでお終いとなり、皆さんと別れの言葉を交わすこともなく、大学生活が終わりました。
 今の卒業式などを見ますと、雲泥の差ですね。セレモニーなんて縁のない時代でしたね。
 最近の卒業式の校歌や卒業式の様子をお聞きください。

 この日は冷たい雨が降っておりました。クラスの誰とも言葉を交わさず握手もせずに別れましたが、私は就職が出来て感謝をしておりました。

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COMMENT

穏やかな気持ち

相子様 おはようございます。
出会いは大事ですね。私なりに、たくさんの大切な出会いをしてきているのに、思慮不足や怠慢、筆不精でダメにしたことだらけです。感謝の気持ちが足りません。
相子様の記事を拝見すると、素直に反省でき、気持ちがすっとします。心優しい人になりたいなあと思います。

絆・縁と言いますか

jyouganji さん  お早うございます
生きて行く中で多くの出会いがありました。
出会いを大切に生きてきました。
多分自分が弱いからではないかと時々思いますよ。

明治大学での仕事は持永さんにはピッタリでしたね。
特に学生相談室での仕事は、ひとを差別しないこと、親身になれること、自ら行動するjこと、責任感の強い事、等いろいろ考えると最適だったとおもいます。その出発点のお話、楽しく読ませていただきました。

今で言う所の縁故就職の一つですね
まあ、私もそんなに就職活動しなかったですがほとんどしなかったかな、今は大変なようですよ姪っ子なんか十数社回ったとか2人とも言ってました、どうしても駄目だったら叔父さんに頼もうとか考えていたようですよ

全部で37年

ofujisan さん 今晩は
初めは二部学生課と言う部署で7年。
それから相談室30年です。
我慢を覚えました。

そうです

EGUTI YOUSUKE さん  今晩は
今は公募ですが、当時は縁故が多かったのです。
私は助かりました。

卒業写真の日付を見ますと1953年3月とあります。私の生まれた年です。当時の方々の精悍な顔を見て見ますと、今の同年代の方々より大人びて見えます。

就職の件、それにしても縁というのは奇なるもですね。

苦労が多かった?

kincyan さん  お早うございます
それはお若いと言いたくなります。
頑張って下さい。

縁のお蔭を色々と経験しました。良い縁が多かったことを感謝しております。

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相子

Author:相子
「相子の四方山話」へようこそ。
相子こと持永あい子は見たがり、聞きたがり、知りたがり。
5月1日85歳となりました。何かと物忘れが多く、足腰も弱くなって、杖が手放せません。今や老化を辿るブログになりそうです。
長女夫婦とその娘(上の孫)二女夫婦とその娘(下の孫)が近所にいます。

趣味 旗袍(チャイナドレス) 

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