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2021-06

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老師に思いを馳せる

 今日は日本が連合国に負けた日です。終戦記念日と言ってはおりますが、負けた日なんです。
 72年前 この日は全国的に晴れでした。その日を知る人間は国民の20%位になっているようです。
 若い人ではこの日のことを知らないと言う者が20%もいると知り、過ぎし歳月への感慨深いものがあります。

 中国で1966年から10年程吹き荒れたあの文化大革命(通称文革)の経験者も減っていることでしょう。
 NHK文化センター柏教室で中国語を教えて頂いた王廼珍老師はその文革を経験されております。

 老師は北京師範大学国文科出身 北京出身ですから中国語教師として私たちを指導するにも多くの伝統的なことや、歴史や経済また社会的なこと等、ご自分の持てる力を私たちに注いでくださいました。
 語学の教師ではありますが児童文学の研究者でもあります。その知識の広さに接し毎週楽しく過ごしておりました。

         王老師

 老師は努力家でもあり、教師として如何に振舞うかも心掛けていたと思います。
 教室での生徒への接し方も立派でした。常に公平になさっておりました。
 時々集まる親睦会にも参加なさり、楽しく過ごされたお姿が懐かしく思い出されます。

         王老師と一緒

 両側のお二人は私のブログを毎日見て下さっている方です。老師は日本食は何でも召し上がります。
 アルコールは強く、北京からお帰りになると必ず強いお酒をお持ちになって来て下さり、一緒に頂くのですが、誰よりも強く毎度驚かされたものです。
 
 その老師が北京の中学校で教えていた時 あの文革の時期だったのですね。

 私は一昨日の早朝 目が覚めたのですが、床を離れるには少し早かったのです。何時ものように朝食のことを考えていたのです。
 何故か突然二胡奏者の阿炳の事が頭に浮かんだのです。
 あっそうだ!阿炳は老師が生徒に吊るし上げられた時 あの曲が老師に聞こえたのだったと思い出したのです。

 ある時 老師がテーブルに置いた毛語録の書かれた紙が何かの拍子に落ちたのだそうです。
 それを生徒達から咎められ、数日教室で吊るし上げられ、帰宅も出来なかったそうです。
 生徒は老師を全員で殴打し、全身痛みに耐えながら過ごしていたそうです。
 生徒の中には手加減して強く叩かなかったものもいたそうです。
 
 そんな時間が過ぎていた時 夜更けに何処からともなく誰が弾くのか有名な「阿炳の二泉映月」の二胡の旋律が流れて来たのだそうです。
 その時のことを話す老師の目ににじんだ微かな涙 忘れることはありません。
 阿炳のこの名曲は中国の方が良くご存知だと思います。昨日お出でになった老師に話しましたら直ぐにメロディーを口ずさみました。
 阿炳の生涯を知る王老師はご自分の心を阿炳の何かに重ねていたことではないかと私は推察しております。 この阿炳のことは「ここ」からご覧になって下さい。

 老師は今重い病を得て動くことも話すことも出来ません。頭脳は確りとしていると聞いております。
 老師は毎日何を考え何を語りたいと思われているのでしょうか。
 切ない現実です。

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COMMENT

文革の弊害

こんばんは。
政争のために使われた文革でどれだけの血が流され、心が砕かれ、人々の生活が壊されたか〜相子さまの老師の人生もそうですね。私の知る太極拳の先生は、上海出身ですが、15歳の頃から学校へ行くこともできず、家の近くのお寺にいた高齢のお坊さんから武術の手ほどきを受けたのが今の人生の始まりだと話していました。
最初はお寺へ行っても、言葉もかけてもらえず、1ヶ月以上毎日通っていたら、やっとお寺の掃除など真似事をさせてもらえたそうです。その後は少しずつ厳しい修業をつけてもらい、武者修業を経て宝島社からヴィデオが出るほどの達人になりました。アメリカの太極拳全国大会でほぼ全種目に優勝し、今は永住権を取得し、家族も呼び寄せ、暮らしています。
今でも同じですが、政治を司る人々の資質が問われる歴史ですね。相子さまの老師が心安らかに過ごせる日々が続きますように!

多くの文化人への迫害

yokoさん ようこそ

文革は中国の発展を阻害していたようですね。
あの10年の間の学生は能力が低いと聞きます。
今の私の老師のお父様も職を解かれ、苦労をなさったそうです。

思い出

私が心臓の手術を受けた翌朝、集中治療室で麻酔から覚めた時に聞こえてきた曲が二泉映月でした。入院生活で退屈しないよう予め準備したCDの中の一曲でしたが、死からの生還を大自然から湧き上がってくるような二胡の響きで祝福して貰えるとは思ってもみませんでした。
王老師は毎週数コマの授業の度に、南八王子の自宅から柏の教室に、片道3時間もかけて教えにきて頂きました。時には八宝粥や元宵団子など中国の伝統を紹介するため、鍋釜や材料を背負って見えられることもありました。ほぼ10年にわたり沢山の事を学ばせて頂きました。

訳のわからないこと

相子様
おはよう御座います。

歴史上で訳の解からないことは結構ありますが、日本の応仁の乱、そして中国の文化大革命は何のためにやったのかサッパリ解かりません。
応仁の乱は中世でしたからもう今の社会に影響はありませんが、文化大革命は近代ですから今の中国の発展の大きな妨げになってしまいましたね。
毛沢東の汚点でしょう。

愛新覚羅

素晴らしい老師

Yantianさん  お早うございます

仰る通り様々なことを学ばせて頂きました。

写真を眺めますと、あ~あれもこれもと思い出します。

今のあなたのご活躍を知れば老師はきっとお喜びになることでしょう。

権力闘争

aishinkakura さん  お早うございます

本当に惜しい10年ですね。毛沢東の権力への執念でしょうか。
始まった時評価をしていた方もおりましたが、実態が報道されるように成ると多くの方が驚いたことでした。

毛沢東も内政面では失策続きの政治家でしたね
私は彼は政治家の資質はなかったと見ています
戦う指揮官としての才能と政治を行う才能は別物ですね
むしろ周恩来の方が政治家らしかったですよ
衆院2回生の不祥事は驕りですがこれがなんか毛沢東の権力回帰とダブるんですよ

知るほどにね

EGUTI YOUSYKE さん お早うございます

そうですね。あんなバッチを作るために鉄を使ったりし驚きました。

私生活を知るとそれは直強く感じますね。
 

朱徳の方がまだ良かったのではと思って仕舞います。

哀調切々

「阿炳の二泉映月」は初めて聴きました。名曲ですね。二本の弦と一本の弓でこのような曲が…。57歳で亡くなったとは残念です。

良いでしょ

いさむちゃん  今日は

聞いて下さり有難うございます。

私は偶然上野の駅でこのCDを買っていたのです。貴重な一枚です。

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プロフィール

相子

Author:相子
「相子の四方山話」へようこそ。
相子こと持永あい子は見たがり、聞きたがり、知りたがり。
2018年5月1日87歳となりました。物忘れ言い間違いは益々多くなり、足腰も弱くなって、杖が手放せません。気も短くなり今や老化を辿るブログになってきております。
長女夫婦とその娘(上の孫)二女夫婦とその娘(下の孫)が近所にいます。

趣味 旗袍(チャイナドレス) 

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