バラ その1
2008/11/20 (Thu) 21:52
私もバラは人並みに好きです。それなのに有名な京成バラ園には一度も行っておりません。
ノリピーさん達のご覧になったバラはとお聞きしました。その返事はユーモアとしか言いようがありません。「お葬式用に撮りましたので、全部人が写っています」 何だかほのぼのとします。
代わりにとベランダの鉢のバラの写真が届きました。

戦時中千葉の白浜でバラを栽培し、生計をたてているご夫婦がおりました。戦況が思わしくないその頃、花を育てているということで、何か遠慮がちに生きている風に感じました。
どちらかと言えば図画が得意な方だった私は画を描くために時々バラを買いに行きました。
そこにはいろいろな種類のバラが咲き、バラならではの香りがします。ご主人は少し病弱に感じられましたが、地下足袋を履き手入れをしております。
僅かなものしか買えない私。奥さまが選んで切って下さる間花に顔を近づけて匂いを嗅ぎます。
両親と離れ、日本に戻っていた私の心にバラの香りは安らぎを与えて呉れました。
戦時中でも金盞花や水仙、山ユリなどを東京の市場に送っていた白浜の農家と距離を置いていたように感じられるご夫婦、子供心なりに興味がありました。そこには都会のモダンな空気が流れていました。
今の言葉で言えば脱サラ? 脱都会? とても不思議なご夫婦でした。
バラを相手に過ごしているという姿はどこか都会風に見え、時々にしかお目に掛からないのに素敵で親近感を感じたものでした。
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